医薬開発事業

当社が独自の経験とノウハウを保有する樹状細胞プラットフォームを活用して樹状細胞制御による自己免疫疾患と癌の革新的新薬の研究開発を進めております。

より革新的な医薬品、治療法の創出を目指して

当社は、自己免疫疾患・がんなどの難病の治療法や革新的新薬の創出を通して社会に貢献することを目標として、樹状細胞をキーワードに新薬の開発活動を行っております。

当社の医薬品開発疾患領域

当社は、がん・自己免疫疾患を主要な標的としています。

現在開発中の医薬品はどれも現在患者の既存薬・治療法に対する満足度の低い疾患を標的としており、これらの分野の医薬品は非常にニーズの高いものであるといえます。
こういった希少疾患のうち特に難病指定となった病気に対する医薬品開発に関しては、日本を含め補助金やファストトラック申請などのシステムを持つ国も多く、将来の開発がスムーズになることが予想されます。

現在は抗体医薬が市場を席巻しており、世界売上高上位の多くは抗体医薬です。今後も引き続き新規標的分子に対する抗体医薬の研究開発が活発に進められると思われます。
抗体医薬の次には核酸医薬の時代が来ると考えられております。疾患の原因となる標的分子の約8割が核酸医薬の発展により開発可能になると予想されるからです。さらに低分子医薬や抗体医薬などとは全く異なる作用機序を有することから、これまで治療が困難とされていた難病疾患への適用が期待されています。また、核酸医薬は抗体医薬と異なり製造に要する設備が小規模・容易であり、原薬を安価に製造できる可能性があります。つまり、核酸医薬は抗体医薬の有効性と低分子医薬品の製造効率を併せ持つ次世代の医薬品と言えます。

当社の創薬テクノロジー/プラットフォーム

当社の医薬品開発分野は分子標的薬のカテゴリーの中でも免疫調節薬と呼ばれ、当社は、樹状細胞を標的とした抗体医薬TLRを標的としたDNA核酸医薬の開発を進めております。

免疫調節薬は元来我々の体に備わっている免疫機能を応用した治療薬であり、副作用が非常に小さく、老齢者でも受けられるのが特徴です。がん治療において標準となっている化学療法や放射線療法は副作用が非常に強く、患者の体力も気力も大きくそぎ落とします。また、標準治療では治療困難な患者も未だに多く、アンメットメディカルニーズは多くの疾患に残されています。

当社の保有する主要テクノロジー

テクノロジー 技術の概要
樹状細胞プラットフォーム 

細菌やウィルスの侵入を感知し、免疫系をコントロールする樹状細胞の活性化や抑制を行う新規医薬品開発により、自己免疫疾患・がんの治療を目指す。

特にプラズマサイトイドDC(pDC、形質細胞様樹状細胞)に特化したプラットフォームを構築。

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